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演目「二つ巴」について

現在チケット販売中の新企画『音楽驛(おんがくえき)』。
本日は、第1回で演奏する「二つ巴」という演目について、概要を載せておきたいと思います。

大正六年(1917)十月
作詞 竹柴金作
作曲 四代目 杵屋佐吉

大正六年(1917)十月、四世杵屋佐吉の主催する演奏会「芙蓉会」で発表されました。
忠臣蔵の茶屋場と大星(大石内蔵助)の東下り、討入り、本懐、引上げを芝居風に構成した曲で、上下に分かれています。

上は「遊興は花の夕」。芝居の七段目「一力茶屋の場」を取って、祇園の茶屋で家臣まで欺き、酒に浮かれて過ごす大星の放埓ぶり、実は高師直邸の見取り図を待っていたのですが、傾城には密書を絵巻物と偽り、悠々と駕籠で遠ざかっていくまで。

下は大薩摩「本懐は雪の旦」として、討入りから引上げまでとなっています。

廓の騒ぎやクドキなど唄の聞かせどころも多いですが、東下りの駕籠が遠ざかる様子を三味線の音を段々に小さくして表現する手法は当時としては斬新であり、また討ち入りに用いた〈だんまり〉の合方の替手に八千代獅子を入れるなど、四世佐吉らしい絶妙な工夫が施されています。

最後までお読みいただきありがとうございました。
長唄、また日本の伝統的な音楽に興味を持たれた方、ぜひ「音楽驛」をご覧いただければと思います。

【配信概要】

<タイトル>
【不易流行】音楽驛 vol.1 邦楽実演プログラム 長唄

<配信期間>
2021年5月15日(土) 11:00〜5月21日(金) 23:59

<料金>

¥3,000(+システム手数料¥220)

<チケット販売>
◆販売期間 2021年4月28日(水)10:00〜5月21日(金) 21:00

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